私のインビザライン出っ歯治療体験と変化
幼い頃からずっと、自分の少し前に出た歯、いわゆる出っ歯がコンプレックスでした。友達と笑い合う時も、写真を撮る時も、どこか口元を気にしてしまい、心から楽しめていない自分がいたように思います。歯列矯正にはずっと興味がありましたが、ギラギラとした金属のワイヤー装置には抵抗があり、なかなか一歩を踏み出せずにいました。そんな私がインビザラインという治療法を知ったのは、インターネットで「目立たない矯正」と検索したのがきっかけです。透明なマウスピースなら、見た目を気にせずに治療できるかもしれない。そう思い、勇気を出して矯正専門の歯科医院のカウンセリングを予約しました。カウンセリングでは、私の歯並びの状態や悩み、インビザライン治療の流れや費用について丁寧に説明を受けました。精密検査の結果、私の出っ歯は歯の傾きが主な原因であり、インビザラインで十分に改善が見込めるとのこと。抜歯も必要ないと言われ、安心して治療を始める決意が固まりました。初めてアライナーを装着した時は、口の中に異物がある感覚と、少し締め付けられるような圧迫感がありましたが、数日で慣れました。最初のうちは話しにくさを感じることもありましたが、それも次第に解消されていきました。食事と歯磨きの時以外は基本的に装着し続ける必要があり、1日に20時間以上という装着時間を守るのは、時に面倒に感じることもありましたが、綺麗な歯並びのためだと思えば頑張れました。アライナーは1週間から2週間ごとに新しいものに交換していくのですが、交換するたびに歯が少しずつ動いているのを感じられ、それが治療のモチベーションになりました。特に、治療開始から数ヶ月経った頃、鏡を見た時に以前よりも前歯が引っ込んできているのが明らかに分かり、本当に嬉しかったのを覚えています。治療の途中からは、歯の動きを助けるためのアタッチメントをいくつかの歯につけたり、顎間ゴムを使ったりもしました。アタッチメントは少し目立つかなと心配しましたが、歯の色に近いものだったので、思ったほどではありませんでした。顎間ゴムは自分でかけ外しをするのが少し手間でしたが、これも効果を実感できたので苦にはなりませんでした。現在、治療は終盤に差し掛かっていますが、気にしていた出っ歯は劇的に改善され、横顔のラインも綺麗になったと友人からも言われるようになりました。