大学2年生のUさんは、高校時代から前歯の叢生(ガタガタ)と、少し突出した口元にコンプレックスを抱いていました。大学入学を機に、アルバイトで貯めたお金と両親からの援助で、念願の歯列矯正(表側ワイヤー矯正)を開始しました。治療開始から1年が経過した今、Uさんの口元には大きな変化が現れています。「最初の数ヶ月は、痛みや口内炎、食事のしづらさで本当に大変でした。特に、友達と外食に行くのが億劫になったり、滑舌が悪くなって人前で話すのが少し恥ずかしかったりした時期もありました」とUさんは振り返ります。しかし、毎月の調整で少しずつ歯が動いているのを実感するうちに、辛さよりも治療への期待感が上回るようになっていきました。歯科医師や歯科衛生士からの励ましも大きな支えになったと言います。そして1年後。気にしていた前歯のガタガタはほとんどなくなり、綺麗にアーチ状に並んでいます。口元の突出感もかなり改善され、横顔のEラインも整ってきました。「鏡を見るたびに、『本当に自分の歯かな?』と思うくらい変わりました。以前は、写真を撮られる時に無意識に口元を隠したり、思いっきり笑えなかったりしたのですが、今では自然に笑顔になれるようになりました」と嬉しそうに語ります。歯磨きも、以前は歯ブラシが届きにくく磨き残しが多かったのが、隅々までしっかり磨けるようになり、口の中の爽快感も増したそうです。「歯並びが変わったことで、見た目だけでなく、気持ちもすごく前向きになりました。まだ治療は続きますが、完成形が本当に楽しみです。1年前に勇気を出して矯正を始めて、本当に良かったと思っています」と、Uさんの笑顔は自信に満ち溢れていました。